R32

まず、キャリパーをOHするにはキャリパーからピストンを抜かないといけないのですが、これには車につけたまま抜く方法と外した状態から抜く方法の2通りあります。
車に付けた状態から抜く場合、パッドを外してキャリパーを持ち上げ、そのままブレーキを踏みます。
そうすることでピストンを抜くことができます。
外した状態から抜く場合、ブレーキラインのついていたところにエアーの配管用のホースジョイントをつけて自転車の空気入れなどにつないで空気を送ってやることで抜くことができます。
今回は家にワンセット予備があったので後者の方法でやっていきます。
ホー○ックなどのエアツール売り場から使えそうなものと自転車の空気入れを買ってきてつなぎます。
空気入れとジョイントは写真のようにつなぎます。
そして先ほどのジョイントを写真のようにキャリパーに取り付けます。
このときキツ目に締めないと空気が漏れてくるので漏れない程度に締め付けます。
空気を入れるとピストンが勢いよく飛び出してくるので間に何か入れて飛び出ないようにします。
本当はパッド交換のときに使うピストン戻しなどがあるといいのですが、あいにく手元になかったので古いパッドを挟むことにしました。
空気を入れていくとピストンが抜けてくるのですが、空気の量をうまく調節しながらやらないとピストンが1つだけ飛び出てしまいます。
そうなると他のピストンが抜けにくくなってしまうので、間に挟むものと空気の量をうまく調節しながら4つとも均等に出てくるようにします。
ある程度ピストンが抜けてきたらどこかから空気が漏れてそれ以上出てこなくなります。
そうしたらあとはマイナスドライバーなどでこじってピストンを抜きます。
ちなみにピストンは外したところに入れるのが原則なのでわかりやすいように置いておくといいと思います。
ピストンを抜くと中身はこうなってます。
外したピストンはグリスなどをキレイに拭いて、サビなどがあれば紙やすりなどでこすって落とします。
キャリパー側に残っているゴムの輪も外します。
先のとがったものでつついてやると簡単に取れます。
OHキットの中に入っていたものにグリスを塗って取り付けます。
ねじれてたりしていないかどうか確かめながらつけます。
4箇所に先ほどのゴムをつけたら次にピストンを入れていきます。
このときブレーキフルードを少しつけてやるとスムーズに入っていきます。
ピストンを入れたらOHキットの中の写真のものをつけていきます。
まずピストンのヘコんだところにゴムをかぶせるのですが、裏と表を間違えないようにします。
つけたら今度はゴムを引っ張ってキャリパー側にかぶせるようにします。
そうしたらゴムのヘコんだところに付属の針金を取り付けてゴムを固定します。
これを4箇所やったらフロントのキャリパーOHは完了です。
次にリアですが、基本的にフロントとやり方は同じです。
パッドを挟んで空気を入れてピストンを抜きます。
抜いたら付属のグリスを内側にしっかりと塗ります。
そしたらまた先ほどのように磨いたピストンにブレーキフルードを少しつけて入れます。
フロントと同じようにゴムをかぶせます。
最後に針金でゴムを固定できたらリアのキャリパーOHも終了です。

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